WEB編集室とは、一定期間ご一緒する編集サポートサービスです。例えば3か月に一度、季節ごとに打ち合わせを重ねながら、特設ページのような専用ページに「まとめ情報」を発信していきます。
具体的には、お客様が一定期間に発信された情報を、より魅力や価値が伝わりやすい形に編集したうえで、ページを制作します。
編集室とは、本来、映像や記事などのコンテンツを「編集」するための部屋や部門のことです。そこでは、一方的に決めるのではなく、相互に働きかけながら内容を磨いていくことが前提となっています。
本サービスも、夢彩図が一方的に取材を行い、ページを制作するものではありません。共に考え、働きかけながら記事を創り上げていく──そのような関わり方を大切にしたいと考え、このサービスを「WEB編集室」と名付けました。
そしてもう一つ、「WEB編集室」と名付けた理由があります。それは、このサービスが「編集」に重きを置いていることを伝えたかったからです。
一般的に「編集」とは、書物や雑誌、WEBコンテンツを一つの形にまとめる仕事だと捉えられていると思います。それも間違いではありませんが、もう少し踏み込んで考えてみると、編集には三つの要素が必要であることが見えてきます。
それは、「書く」「見せる」「俯瞰する」です。編集とは、情報を俯瞰し、選び、並べ替えることでもあります。そのためには、第三者にどのように映るかを意識して「見せる」視点が欠かせません。また、全体像を捉える俯瞰的な視点や、どれを見せ、どれを見せないのかを判断する取捨選択の力も必要になります。
つまり編集の意義は、多様な情報や素材(テキスト、画像、映像など)を、特定の目的や読者・受け手の視点に合わせて選び、整理し、構成することで、新たな価値を生み出すこと、情報をより深く魅力的に伝えることにあります。これらを日常業務と並行して行うのは、簡単なことではありません。その部分をWEB編集室が担いたい──そう考えています。
私事になりますが、筆者がこの仕事を始めた当時、ホームページ制作といえば、動的な仕組みを持たない静的なページがほとんどでした。その後、いわゆるCMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)が普及し、現在では当たり前の存在となっています。時代の流れに合わせ、ご希望のお客様にはCMSを導入しましたが、必ずしも「ご自身で積極的に発信される」わけではありませんでした。この経験から、システムが整うことと、それを活かすことは別であるという事実を学びました。
さらに時は流れ、現在はAIの時代です。望めばAIに文章を書いてもらうこともでき、実際、当方でも「AI記事作成支援ツール」をご提供しています。しかし、これもまたCMSと同様に、仕組みを整えることと、それを活用して継続的に発信することは別ではないかと、私は感じています。
システムに編集という人の手を一滴(ひとしずく)加えることで、人も、人の手が生み出すものも、すべてがいっそう輝きだす──これは誇張ではなく、実際の経験からそう感じていることです。そのような理由から、WEB編集室(一定期間ご一緒する編集サポート)を開設することにいたしました。
WEB編集室の役割は、主に二つあります。一つは、文字通り「編集」により新たな価値を生み出し、情報をより深く、魅力的に伝えること。もう一つは時間設計、つまり一定期間ごとに「今回の記事はどういたしますか?」と、お声がけをすることにより、発信を促すことです。
人はやはり、何かきっかけや理由がなければ行動に移しにくいものではないでしょうか。このように書くと、縛られるようで窮屈だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、次のように捉えていただけたらと思います。
外側からの「やわらかなリズム」、あるいは「メトロノーム」が行動のきっかけとなり、魅力や価値というメロディが奏でられていく──つまり、自然な形で情報を世に届けていく、ということです。
少し抽象的なお話になりましたが、実際にどのような変化が生まれるのか。次に、具体的な事例をご紹介いたします。
十数年にわたりお付き合いさせていただいている有限会社ジーイングテクノエンジニアリング(以下、Jing様)には、本サービスと同様の編集サポートをご利用いただいています。
Jing様は、おもにGT-Rのチューニング(セッティング)を手がけておられ、その独創性のある施工や開発は、国内外の愛好家から注目を集めています。専門誌やWEBメディアに取り上げられる機会もあり、動向をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
WEB編集室では、定期的にお声がけし、Jing様が発信されたブログ記事の中からテーマ性のある内容を整理・編集し、まとめページの制作(情報の構造化)やSEO・AI対応などを行っています。
その中で、「RB26用ヘッドガスケット開発」に関する記事を集中的に発信されていた時期がありました。そこでご相談のうえ、一連の記事がシリーズであることを明確にし、内容の流れや価値がより伝わりやすくなるよう、まとめ記事を制作いたしました。下記は、その際の事例です。
ケーススタディ
熱量の高い記事が連続して投稿されていました。実体験や検証を伴う、現場でしか得られない知見が含まれた質の高い内容でしたが、タイトル構成が近い記事が続いたことで、検索エンジンに各記事の価値が十分に伝わっていない可能性があり、結果としてアクセス数の減少が見られました。
気づきや検証の結果が丁寧に記録された記事の価値が、適切に伝わらない状況は惜しいと考え、ご相談のうえ対応を進めることになりました。
それぞれの記事が独立した内容であることを明確にするために、主に次の対応を行いました。なお、「まとめページ」は閲覧される方にとって理解しやすいだけでなく、検索エンジンやAIにとっても情報構造を把握しやすいため、必要な方に届きやすくなります。
数日後にはアクセス数の増加が見られました。数字はあくまで一つの指標に過ぎませんが、ホームページの制作・運営に携わるようになってから現在に至るまで、サイト全体のアクセス数はおおよそ10倍に増加しています。
その要因は一つではありません。日頃の丁寧で真摯な施工、そして独創性のある自動車パーツやサービスを継続的に生み出してこられたことが、何より大きな土台になっていると感じています。加えて、それらについて現場の言葉で発信を続けてこられた点も、重要な要素の一つでしょう。
Googleは、二次的な情報よりも、現場から発信される一次情報を重視する傾向があります。とくに、実体験や検証を伴い、現場でしか得られない知見が含まれている情報は、検索結果に反映されやすい傾向があります。その点においても、Jing様の発信は非常に相性が良いと考えています。
アクセス数の増加そのものは、Jing様の日々の積み重ねの結果ですが、WEB制作や編集という形で企業の活動や成長の一端に関われることを、私自身、大変ありがたく感じています。
WEB編集室は、次のようなお悩みや課題をお持ちの方にご活用いただくことを想定しています。
ご自身で情報発信ができる仕様(CMS)を備えたホームページをお持ちの方を対象としています。
※CMSが装備されていない場合は、ご希望により追加対応も可能ですが、その際は別途お見積もりとなります
WEB編集室(一定期間ご一緒する編集サポート)では、以下の内容を基本として編集サポートを行います。
一定期間にお客様ご自身が発信されたホームページ内の記事の中から※ 、テーマ性や内容を踏まえて記事をピックアップし、編集のうえ、まとめページまたは特集ページを制作します。
原則として3か月に一度、メール・電話・オンライン等の方法で打合せを行います。基本的にWEBでの打合せとなりますが、福島市近郊の方に限り状況に応じて直接お伺いすることも可能です。ご希望の際はお声がけください。
編集・制作内容とあわせて、期間内に発信された情報の反応やアクセス状況、検索傾向などを踏まえ、今後の方向性について「ひとこと」メッセージをお送りします。
新しい記事の追加よりも、SEO対策やAI対策など、優先した方がよいと考えられる作業がある場合は、状況に応じて作業内容を調整することがあります。
※期間内にご自身で発信された記事が無い場合は、取材内容をもとにまとめる、またはSEO等に有効と考えられる施策の実施など、状況やご希望に応じて「まとめページ/特集ページ制作」と同等の作業を行います。
(例)構造化データ実装など
Web編集室では、継続して取り組むことで、はじめて見えてくる価値があると考えています。そのため原則一年間の契約となります。3ケ月に一度、年に4回の「まとめページ/特集ページ制作」もしくは同等の施策(SEO等)を行います。1年毎に契約更新についてお伺いいたしますので、「更新を希望されない場合」はお知らせください。
Web編集室では、継続して取り組むことで、はじめて見えてくる価値があると考えています。そのため原則として一年間の契約としています。3ヶ月に一度、年4回の「まとめページ/特集ページ制作」、または同等の施策(SEO等)を行います。お支払い方法は、分割払いまたは一括払いからお選びいただけます。
1回22,000円(税込)
年額換算:88,000円
内訳 22,000円×4回
3ヶ月ごとの後払い
1年80,000円(税込)
内訳 20,000円×4回
年1回の前払い
お問合せフォーム、info@yumesite.cpm、またはお電話のいずれかより、小野貴子宛て「WEB編集室」希望とお申し込みください。
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