ホームページを必要な方にご覧いただくための方法は様々ありますが、その一つにSEO対策(検索エンジン最適化)やAI対策が挙げられます。そして、そのために有効なのが「構造化データ」実装だと言われています。
「構造化データ」といわれても、何やら耳慣れない言葉かもしれませんが、DX推進の流れにおいて欠かせない基盤のひとつといえば伝わるでしょうか。用語の意味を含め、なぜ、今「構造化データ」実装が必要なのか、どのようなメリットがあるのかを、一つずつ紐解いてまいります。
DX(デジタルトランスフォーメーション/Digital Transformation)とは企業や社会がデジタル技術を活用して、業務やサービスの仕組みを根本から変革し、新たな価値を創出することを指します。
単なるIT導入にとどまらず、働き方や顧客体験の改善、組織の持続的な成長までを含む広い概念です。
検索した際、折り畳み式の一覧やサムネイル画像が並んでいるのを目にしたことがありますでしょうか。このように検索結果に画像やFAQなどを加えて、通常の青いリンクよりも視覚的に豊かに表示する仕組みをリッチリザルト(Rich Results)といいます。
リッチリザルトの表示形式は800以上、Googleがサポート済みのリッチリザルトは約30種類といわれています。中でも代表的なものをいくつかご紹介いたします。
どのような形式で表示されるかは様々な要因が関係していますので、必ずしも意図した表示がされるわけではありませんが、「構造化データ」を実装することで、リッチリザルトとして視覚的に豊かに目立つ可能性が高まります。
リッチリザルトという用語は Google独自の呼び方ですが、日本のYahoo!検索は実質的にGoogleの検索エンジンを利用しています。したがって、Google検索と同様にYahoo!検索においてもリッチリザルトが表示される場合があります。日本国内の検索エンジンシェア率はgoogle約 80.06%、Yahoo約 10.36%(StatCounterより/2025年8月時点)です。
リッチリザルトは従来からある、いわゆるSEO対策(検索エンジン最適化)の一環で真新しいものではありませんが、近年台頭してきたAI対策としても有効とされ、今、その重要性が注目されています。
ChatGPT(OpenAI)やGemini(Google)などの対話型AIの利用が増加しているのはもとより、2025年9月9日にはgoogle検索にAIモードが登場しました。
AIモードはgoogle検索と対話型AI「Gemini」のハイブリッド、いわば統合機能です。今後もAI普及の流れは止まらず、より加速していくことが考えられます。そのような状況において、「AIが解析しやすいWEBページ」を整えることが大切になると考えられます。そのために「構造化データ」の実装が有効です。
統計を見ますと、2024~2025年の間で、個人利用率が約 9%から約 26.7%に伸びました。つまり「生成AIを使ったことがある」人が、わずか1年で3倍近くに増加しました。企業側も同様に伸びており、利活用率が 49.7%から約55.2%程度へ拡大しています(令和7年版 情報通信白書より)。
「構造化データ」とは、人間向けの文章を検索エンジンやAIにも理解できるように“構造化=整理”して伝える仕組みです。具体的には、JSON-LDというデータ形式を使い、記事のタイトルや日付、画像、著者情報などを記述します。これにより検索エンジンやAIが解析しやすくなり、必要な方に必要な情報が届きやすくなります。
<script type="application/ld+json">
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"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事タイトルをここに入れます",
"description": "記事の要約をここに入れます。",
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上記は静的ページ、つまりCMS(Content Management System)を使用していないページに「構造化データ」を組み込む場合の記述例です。CMSを使用している場合は、記事タイトルや日付が自動的に変わるため、それに対応できる記述が必要となります。
CMSによっては「構造化データ」を自動で生成する仕組みもありますが、「自動生成」だけでは誤りや過不足がある場合があります。そのため手動で調整を加えることが、より意図どおりに検索エンジンやAIへ情報を伝える助けになります
「構造化データ」を組み込んだら、Googleのリッチリザルトテストで正しく解析されているか確認できます。テストを通過すれば、データが正しく整っていることを示す一つの目安となり、検索結果での表示やAIへの理解に役立つ可能性が高まります。
Google は2020年から2025年にかけて、アメリカ司法省や州政府から「検索市場の独占」をめぐって訴えられました。
その過程で「Android や Chrome を売却すべきだ」という厳しい案まで取り沙汰されましたが、最終的には売却ではなく「独占的な契約の禁止」や「データ共有の義務づけ」といった柔らかい措置に落ち着きました。
背景には、AI の台頭があります。検索やSNSに加え、AI が新しい情報の入り口になりつつあるのです。
だからこそ今は、SEO対策とあわせてAI時代を意識した発信―たとえば構造化データの整備―がますます大切になっています。
情報発信の方法やツールは時代とともに変化しています。そうした変化に柔軟に対応していきたいという方に向けて、「構造化データ」の実装サービスをご用意しております。
ご希望や現在の仕様に合わせ、一ページから導入が可能です。また、CMSを活用したブログ形式などの記事については、自動で構造化データが出力されるよう、コードの整備にも対応いたします。
さらに、お得なセットプランや期間限定のスタータープランもご用意いたしました。ご要望に応じて、ご自身に合うプランをお選びいただけます。当サービスが貴社(貴店、貴団体)の魅力をより広く伝える一助となれば幸いです。
これまで夢彩図でホームページを制作された方
※上記以外の方については、ご相談ください。
CMSページ:38,500円(税込)
静 的ページ:5,500円(税込)
CMSページ+静的ページ=44,000円→39,000円(税込)※各1ページ
例えばブログ記事ページと会社概要ページに実装することで、検索結果に企業紹介表示例や記事表示例のように表示される可能性が高まり、AIにも取り上げられやすくなります。
39,000円→35,000円(税込) 2025年10月末日まで
セットプランを2025年10月末日までにお申込みいただきますと、割引が適用されます。
お問合せフォーム、info@yumesite.cpm、またはお電話のいずれかより、小野貴子宛て「構造化データ実装サービス」希望とお申し込みください。